糖尿病はどんな病気?

そもそも糖尿病はどんな病気なの?

糖尿病は簡単に言うと、血糖値が高い状態が続く病気です。
私たちは、食事によって栄養素を摂り入れています。炭水化物、脂質、タンパク質が三大栄養素と呼ばれていますが、このうち炭水化物はエネルギーとして使われます。

炭水化物が消化・吸収されるとブドウ糖になり、血管内に取り込まれて肝臓に運ばれます。そして、その半分が全身に送られます。このとき、血管中の血糖値が上昇します。血糖値が上がると、インスリンというホルモンが分泌され、ブドウ糖が細胞の中に取り込まれるように働きかけ、食事前の値まで血糖値が下がります。これが、健康な人のメカニズムです。

ところが、インスリンが不足したり、うまく働かなかったりすると、血液中のブドウ糖の濃度が高くなり、血糖値が高くなります。この状態が続くのが糖尿病です。

糖尿病かも?という人が
知っておきたい用語

血糖値

血糖値は、血液中に含まれるブドウ糖の濃度をさします。炭水化物を摂取して、消化・吸収されるとブドウ糖になり、血液中に入り込みます。血糖値が上がるとインスリンが分泌され、ブドウ糖をエネルギーとして利用し、残りのブドウ糖は肝臓内にグリコーゲンとして蓄えられます。(さらに、余ると脂肪になります)

血糖値は食後に高くなりやすく、熱や傷み、ストレスでも高くなります。血糖値の診断は空腹時もしくは食後2時間の血糖値を調べるのが一般的です。正常な血糖値の目安は空腹で110mg/dL以下で、血糖値が200mg/dL以上になると糖尿病と診断されます。

ヘモグロビンA1c(HbA1c)

ヘモグロビンA1cとは、ブドウ糖と結びついたヘモグロビンのことを指します。一時的な数値ではなく、過去2~3ヶ月間の平均血糖値が反映されるため、検査の前日に食事を控えても不摂生が明らかになってしまいます。ですから、ヘモグロビンA1cは、生活の状況や症状を把握する上で、非常に参考になる数値になります。 ヘモグロビンA1cの正常値は4.4~5.8%で、6.5以下にコントロールできていれば糖尿病による合併症を予防できると言われています。まずは、6.5%を目指し、達成でいたら5.8%以下を目標に食事療法や運動療法に励みましょう。

インスリン

インスリンは、ホルモンの一種ですい臓から分泌されます。食事から摂った炭水化物が消化・吸収されてブドウ糖になり、血液中に溶け込んで全身で運ばれると、血糖値が上昇します。すると、すい臓がこの動きに反応し、インスリンを分泌します。インスリンは、ブドウ糖をエネルギーに使ったり、タンパク質の合成や細胞の増殖をサポートしたり、脂肪が合成されるのを促進したり、脂肪の分解を抑制したりします。この働きにより食後に上昇した血糖値が食事前に状態に戻るようになっているのです。

仮に、インスリンが不足していたり、上手く働かなくなると血糖値が高い状態が続きます。これが糖尿病です。

糖尿病改善には食事の見直しから。

糖尿病は遺伝も影響する病気と言われていますが、最大の原因は食事と運動不足です。脂質の多い食事を控えて野菜や海藻類など食物繊維を豊富に含む食材を積極的に取り入れることが大切です。食事制限が辛い人は、さまざまな低糖質食品が販売されていますので、上手に取り入れて無理なく血糖値をコントロールしていきましょう

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