糖尿病患者が食べてもいいもの悪いものリスト【魚類】

魚介類

fish

魚類は糖尿病に良いのか?

古くから日本人に親しまれている魚類には、良質な不飽和脂肪酸であるEPAやDHAが豊富に含まれています。魚類を摂ることでインスリンの分泌や抵抗性が改善するという研究結果が報告されており、魚を食べることで糖尿病の発症リスクを下げる効果も期待されています。

その研究は、1990年と1993年に国内の10都道府県に住んでいた40~75歳の男女5万2680人、調査時にがんや糖尿病を発症していなかった人を対象に実施されました。5年後に調査を分析したところ、男性は魚介類の摂取量の多い人ほど糖尿病の発症リスクが低下する傾向が見られ、摂取量が少なかった人よりもリスクが約3割低下していることが明らかになりました。

女性に関しては魚介類の摂取と糖尿病発症の発症には差が見られなかったそうですが、その理由として「女性は体脂肪が多く、脂溶性の環境汚染物質の影響を受けやすい可能性がある」ことが挙げられています。

一方、世界に目を向けると、魚食が糖尿病の危険を下げるという研究結果が各地で発表されています。例えば、魚をよく食べる地中海沿岸地域では血糖値が低い人が多いという発表があります。野菜や果物、魚、ナッツ、オリーブオイルなどを積極的に摂る、地中海沿岸ならではの調理法や食事スタイルも影響していると思われますが、いずれにしても肉類より魚類の方が糖尿病のリスクを下げる食材であることには間違いないでしょう。

魚介類の食べていいもの
・悪いもの

魚類が糖尿病のリスクを抑制することは明らかですが、より効果が期待できるのはどんな魚なのでしょうか。おすすめの魚を知り、日頃の食生活にうまく摂り入れていきましょう。

食べて
いいもの

  • ・アジ・イワシ・サンマなどの青魚

推奨されて
いないもの

  • ・カツオ、マグロ、タラ、カレイなど脂の少ない魚

なぜ食べていいのか?

アジ・イワシ・サンマなどの青魚

糖を分解する働きを持つインスリンの働きは、n-3系脂肪酸を摂ると改善するという報告があります。青魚にはn-3系多価不飽和脂肪酸であるEPAやDHAが多く含まれているため、糖代謝が改善され、糖尿病の発症や体重増加のリスクの低下が期待できます。

なかでも脂の多いアジやイワシ、サンマ、サバなどはn-3系多価不飽和脂肪酸やビタミンDを多く含み、インスリンの働きを高める助けになるため、積極的に摂りたい食材です。

世界中の研究者らの間でも「「魚の脂を摂ることで2型糖尿病の発症を低下できる」「魚食を推奨すべきだ」と提唱されています。

なぜ推奨されていないのか?

カツオ、マグロ、タラ、カレイなど脂の少ない魚

脂の少ない魚に関しては糖尿病のリスク低下との関連は見られなかったという報告があります。糖尿病の予防や対策目的で摂取するのであれば、脂の多い魚を摂るのが適していると言えるでしょう。

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