豆乳は低糖質!牛乳との違い
豆乳と牛乳の最大の違いは、「乳糖」です。もちろん、牛由来か豆由来かという違いはありますが、牛乳は乳糖でできている分、糖質が高く、それに比べて豆乳は低いという違いがあります。
牛乳にはカルシウムをはじめとした栄養成分が豊富に含有されていますが、一方で、相応の糖質も有しています。
それぞれの糖質を見てみると、牛乳が200mlあたり9.0gなのに対し、豆乳(無調整)は同じく200mlあたり6.2g。つまり、毎日200mlの牛乳を10日間飲むのと豆乳を10日間飲むのとでは、28gもの差があるわけです。
そのため、毎日飲んでいた牛乳を、血糖値上昇の抑制や糖質制限で豆乳に切り替えるというケースも少なくありません。
由来が「牛」か「豆」か、というだけでなく、糖質面でも大きな差があるのです。
調整豆乳と無調整豆乳の違いって?
みなさんご存じのように、市販されている豆乳には「調整豆乳」と「無調整豆乳」とが存在します。
「知っているけど、違いがよくわからない」という方もいれば、「あまり気にせず買っている」とい方もいらっしゃるでしょう。
その違いは、JAS規格(日本農林規格)によって定められています。調整豆乳は、「大豆固形成分6%以上。大豆たんぱく質3.0%以上」。無調整豆乳は「大豆固形成分8%以上。大豆たんぱく質3.8%以上」というもの。
また、調整豆乳はその名のとおり、加糖、加塩のほか、乳化剤や校了をいれて飲みやすく調整したもの。一方、無調整豆乳は大豆と水だけを原料としているなどの違いもあります。
当然、調整していないぶん、無調整豆乳のほうが栄養成分も豊富。おなじ容量でも、より多くの成分を摂取することが可能です。
いわば、無調整豆乳は、大豆を絞ってできたピュアな豆乳。調整豆乳は飲みやすさを重視した、豆乳だといえるでしょう。
いずれにせよ、豆乳が血糖値の抑制に作用についてはまだ研究途上。また、イソフラボンの過剰摂取による副作用リスクがあるのも事実です。副作用や効果への不安があるのであれば、天然水を試してみるのもおすすめ。
天然水であれば副作用もありませんし、飲みすぎによる悪影響もありません。安全に血糖値対策ができるので、興味のある方はチェックしてみるといいでしょう。
【コラム】豆乳の定義とは
実は、調整、無調整に限らず、豆乳そのものも農林水産省によって定義づけされています。以下、農水省の「豆乳の定義」を抜粋すると…。
「大豆(粉末状のもの及び脱脂したものを除く。以下同じ。)から熱水等によりたん白質その他の成分を溶出させ、繊維質を除去して得られた乳状の飲料(以下「大豆豆乳液」という。)であつて大豆固形分が8%以上のものをいう」
ということになります。大豆たん白質含有率は「3.8%以上であること」、性状については「固有の色沢を有し、香味が良好であり、きよう雑物がほとんどなく、かつ、異味異臭がないこと」、食品添加物についても「使用していないこと」と定められていて、これを遵守したものが「豆乳」として市販されているのです。