飲み物の飲んでもいいもの
・悪いもの
上記で説明した通り、飲み物はできるだけ水やお茶を選び、甘い飲み物は避けた方が良いです。具体的に、適した飲み物とそうでない飲み物を取り上げ、その理由をまとめました。
食べて
いいもの-
- ・水
- ・緑茶
- ・牛乳
飲むときに
気をつけたいもの-
- ・清涼飲料水
- ・缶コーヒー
- 等
なぜ飲んでいいのか?
水
水はカロリーがゼロで糖質が含まれていないのは当然のこと、水を飲む習慣をつけると胃に入る食べ物の量を減らせるため、食べ物の摂取過多を防げます。食事の際にコップ1杯の水を飲む習慣をつけると良いでしょう。
水にも種類がありますが水道水より天然水の方がおすすめです。天然水にはカルシウムやマグネシウムといったミネラル成分が豊富に含まれており、薬物のように身体に負担を与えることなく、糖尿病を改善する効果が期待できるからです。
緑茶
緑茶には、カテキンと呼ばれるポリフェノールの一種が含まれています。カテキンには、血糖値の上昇を抑える働きがあり、高血糖状態になるのを防ぐことが明らかになっています。2006年に文部科学省が実施した調査によると、緑茶を1日6杯以上飲む人は、緑茶を飲むのが週1回以下の人に比べて、糖尿病の発症率が33%少ないと判明しました。
また緑茶の中でもトクホ(特定保健用食品)は科学的根拠に基づき一定の作用や効果が期待できるとされています。トクホ成分として難消化性デキストリン、グァバ葉ポリフェノール、小麦アルブミン、豆鼓エキス、L-アラビノースが血糖値に効果があるとされます。
牛乳
牛乳に含まれる乳糖という成分は、分解に時間がかかるため、食べたもの全体の消化がゆるやかになります。また、胃から腸へもゆっくり移行するため、糖の吸収を遅らせることができます。1回の食事で飲む量は、約100mlを目安にすると良いでしょう。
またカナダのゲルフ大学・トロント大学の共同研究で牛乳を飲むと食後の血糖上昇を抑える効果があることがわかりました。朝食にタンパク質を多く含む牛乳を摂取するとセカンドミール効果で昼食後も血糖値の上昇が抑えられることが確認されています。
なぜ飲んではいけないのか?
清涼飲料水
オレンジジュース、コーラ、ジンジャーエールなどのソフトドリンクは、砂糖をたっぷり使っています。エネルギーを余分に摂取することになるため、糖尿病の危険因子ともいわれています。ちなみに、飲むヨーグルトにはスティックシュガー12本分の砂糖が含まれています。
缶コーヒー
コーヒーに含まれるカフェインは、糖尿病リスクを低下させるという説もありますが、缶コーヒーは大量の糖質を含んでいるためおすすめできません。100mlあたり8g以上の糖分が含まれている商品も多く、500mlのペットボトルを1本飲むと、角砂糖にして11個くらいの糖分を摂取することになります。比較的、糖分が少ない缶コーヒーであっても、1本あたり角砂糖6個分くらいの砂糖が入っています。
以上のことから考えると、最終的に糖尿病におすすめの飲み物は天然水ということになります。 その理由はお茶や牛乳に比べて水はいつ飲んでも違和感がなく、中でも天然水は血液の流れをスムーズにして糖尿病改善に効果が期待できるケイ素を始めとするミネラル成分が豊富に含まれるからです。 さらに天然の還元水なら抗酸化作用により身体を健康な状態に誘導してくれますし、抗糖尿病のエビデンスがしっかりしたものも存在します。