調味料の食べていいもの
・悪いもの
醤油や味噌といった日本ならではの調味料はもちろん、今ではさまざまな調味料が販売されています。一体、糖尿病にはどのような調味料が適しているのでしょうか。
食べて
いいもの-
- ・味噌
- ・酢
- ・ソース
食べるときに
気をつけたいもの-
- ・醤油
- ・塩
- 等
なぜ食べていいのか?
味噌
日本の代表的な発酵食品である味噌。実は、血圧の上昇を抑え、脳卒中や心筋梗塞のリスク低下に期待が持てることが分かっています。味噌にはもちろん塩分が含まれていますが、日本人に心筋梗塞が少ないのは味噌を摂っているからとも言われています。味噌には塩分の影響を緩和する物質が含まれており、特に熟成味噌は高い効果を持っていることが分かっています。
酢
酢に含まれる酢酸には消化された栄養素をゆっくり運ぶ作用があり、胃から腸への移動が遅くなるため、食後の血糖値がゆるやかに上昇すると言われています。食事の前に酢を大さじ1杯飲むだけで食後の血糖値の上昇が抑えられるという研究結果もあるので、ぜひ試してみてください。特に有効なのが、ワインビネガーとリンゴ酢です。
ソース
糖尿病をはじめとする生活習慣病の予防に大切なのは、油脂分や塩分の摂り過ぎに注意することです。ソースは味がしっかりしているので糖尿病には悪いのではないかと想像する方も多いでしょう。しかし、醤油よりも塩分が少なく、マヨネーズに比べてカロリーも低いのです。大さじ一杯で比較すると、ソースの塩分は薄口しょうゆの約1/2、カロリーはマヨネーズの1/6になります。たくさんの野菜や果物、香辛料も含まれていて栄養もあるので、使い過ぎに注意しながらも積極的に活用したい調味料です。
なぜ気をつけないと
いけないのか?
醤油
醤油を摂り過ぎると塩分が過剰になり、高血圧や動脈硬化、糖尿病のリスクを高めてしまいます。濃口、薄口がありますが塩分量が高いのは薄口しょうゆです。可能な限り、減塩醤油を使いましょう。塩分は、1日10g未満、できれば8g以下におさめるように心掛けましょう。
塩
塩分の摂り過ぎは高血圧の原因にもなり、糖尿病の影響も懸念されます。1日10g未満、できれば8g以下におさめるように心掛けましょう。