ブレンド茶

ブレンド茶と血糖値との関係

ブレンド茶とは、麦や茶葉、ハーブなど複数の原料を使って作られるお茶です。血糖値が気になる方向けのブレンドも販売されています。

中にはトクホに認定されている成分を配合し、食事と一緒に取ることで血糖値の上昇を穏やかにする効果をもたせたものもあります。

そのため、ブレンド茶には血糖値を改善する効果が見込めるものもあるという結論になるでしょう。しかし、薬ではなくあくまで食品としての扱いですから、すでに高血糖と診断された方が血糖値の改善を目的に飲用しても、確かな効果は望めません。

日々の食事改善や高血糖予防のあくまでサポートとして取り入れるのがいいでしょう。

血糖値の上昇を穏やかにする成分とは

トクホとして販売されているブレンド茶には、サラシアや難消化性デキストリン(食物繊維)といった成分が配合されていることが多いようです。サラシアには、糖を分解する酵素の働きを阻害する作用があることがあります。そのため、食事で摂り入れた糖が分解されにくくなり、体への吸収が穏やかになります。

難消化性デキストリンは、食物繊維です。小腸で吸収されるはずの糖に働きかけて、体内への吸収を穏やかにします。

ブレンド茶に使われている素材や茶葉そのものにも体に良い働きをするものはありますが、血糖値サポート飲料として選ぶなら、トクホの成分にも注目してみるといいでしょう。

ブレンド茶を使った血糖値に関する実験はある?

ブレンド茶を使った実験については、各製品を販売している会社が行ったものがみつかりました。

また、複数の健康茶を用いて行われた実験についての論文が発表されていました。こちらは、ブレンド茶ではないものの、ブレンド茶にも使われる茶葉を使用し、比較を行った実験です。

ラットを使用した実験で、サラシアや桑の葉、グァバ葉などが含まれる健康茶を与えて血糖値を測定し、その効果を検証したものです。

その結果、ラットを使った実験ではサラシアが使われている健康茶が一番有意な値を示し、ついで桑の葉、グァバ茶でした。その他の茶葉に関しては、有意な値は認められなかったそうです。

これはあくまでラットを使った実験なので、ヒトに対しても同様の結果が認められるとは限りません。しかし、やはりトクホにも使われるサラシアが有意な値を示したことは注目していいでしょう。

ブレンド茶を飲むときに気を付けたいこと

血糖値を抑える薬を服用している場合は、相乗効果により血糖値が下がりすぎてしまうおそれもあるので注意が必要です。薬を飲んでいる方は、血糖値の上昇を穏やかにするとうたっている飲料を使用するときは、医師に相談のうえ取り入れるようにしてください。

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