糖尿病患者が食べてもいいもの悪いものリスト【菓子類】

菓子類

sweets

菓子類は糖尿病に良いのか?

血糖値が高いままの状態になってしまう糖尿病にとって、糖質は大敵です。チョコレートやケーキなど、甘いものが好きな方にとって間食を避けなければならないというのは、非常に辛いことでしょう。

糖尿病治療における間食については、医療者の間でも「菓子は禁止」という考えと「ルールを守れば摂っても良い」と見解が分かれており、画一化されていないのが現状です。アメリカの糖尿病学会でも一律に禁止する方針はとっていません。

実際に、間食をうまく取り入れて治療の成果を上げている方もいますので、摂り方に注意すれば摂っても構わないという見方も増えているようです。

肝心なのは、摂る量と摂る時間です。間食は、基本的に最大200kcalまでに収めることが大切と言われていますが、毎日200kcal分のお菓子を食べて良いわけではなく、あくまでも、我慢できなくなったときに、たまに食べるのが理想です。食べる量も、1日に食べる量を半分~1/3に分けるなどして一度にたくさん食べないように心掛けましょう。

菓子類などの間食を就寝前に食べるのは厳禁です。寝る前に糖質を摂ると、血糖値が高いまま眠りに就くことになり、翌朝の血糖値に影響があるだけでなく、肥満の原因にも繋がるからです。

お菓子を食べるなら、可能な限り午前中に摂るか、運動を始める前にしましょう。

どの菓子を選ぶかも重要なポイントとなります。同じ糖質を摂るにしても、タンパク質と一緒に摂ることで血糖値の上昇を抑える働きが期待できるからです。例えば、醤油せんべいよりも、チーズや豆が入っているおかきを選ぶ、菓子パンではなく、卵サンドイッチを選ぶなど、タンパク質を摂り入れるのがおすすめです。

菓子類の食べていいもの
・悪いもの

ひと口に菓子と言っても、チョコレートやプリンなどの甘いものから、せんべいやポテトチップスなどの塩気のきいたものまで豊富にあります。そのなかで、糖尿病の方や予備軍の方に適しているもの、避けるべきものはあるのでしょうか。

食べて
いいもの

  • ・低GI・低糖質にコントロールされたスイーツ
  • ・ヨーグルト
  • ・ナッツ類

食べるときに
気をつけたいもの

  • ・清涼飲料水
  • ・アイスクリーム

なぜ食べていいのか?

低GI・低糖質にコントロールされたスイーツ

最近は、糖尿病の方でも食べられるように開発されたおやつがコンビニ等でも売られるようになりました。全粒粉のパン、希少糖や豆乳を使ったスイーツなど、種類も豊富です。「糖質コントロールシリーズ」などの名前で、低糖質、低GI、低カロリーで作られているため、一般的なシーツよりも安心して摂取できます。

ヨーグルト

ヨーグルトなどの乳製品はカルシウムやタンパク質が豊富に含まれています。プレーンタイプを選び、はちみつやラカントなどで甘みを加えたり、少量の果物を加えて甘さをプラスすると良いでしょう。果物を入れる場合は、食べ過ぎると中性脂肪に変わってしまうので、摂り過ぎには注意してください。

ナッツ類

糖尿病の方は食事を節制するため、栄養素が不足しがちです。ナッツ類には、食事で不足しがちなマグネシウムや良質な油が含まれているのでおすすめです。ただし、塩味がついていない無塩タイプを選ぶこと、そして、多くても20粒程度に抑えてカロリーを調節することが大切です。

なぜ食べていけないのか?

ポテトチップス

ポテトチップスの原料となるジャガイモは、血糖値上昇の原因となるブドウ糖でできています。また、脂質がたっぷり含まれていて高カロリーなので、おすすめできません。

アイスクリーム

のどを潤す気分で手軽に食べてしまいがちですが、アイスなどの氷菓子には焼き菓子よりも大量の砂糖が使われています。特に口当たりが滑らかなアイスには脂肪分や糖質が多く入っています。アイス以外にも、チョコやキャラメル、果物が含まれているとその分糖質も上がるため、避けた方が良いでしょう。

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