スムージーと血糖値の関係
そもそもスムージーとはどういった飲み物なのでしょうか。調べてみると、「凍らせた野菜や果物、もしくは氷を加えてミキサーにかけて作ったドリンク」と定義されているようです。ミキサーにかけて作るためスムーズな口当たりとなることからスムージーと呼ばれています。
普段はあまり食べないような野菜や捨ててしまう部位まで使うことで、食物繊維や酵素、ポリフェノールなどを手軽に摂取できます。置き換えダイエットの代替品としても人気です。しかし、健康に良いことは確かですが、スムージーには野菜や果物の糖分もそのまま入っています。飲みやすくするために砂糖やハチミツを入れたりする人もいるでしょう。
糖分は胃や腸で吸収されて血液に入り、血糖値を上げる要因に。スムージーの飲みすぎや飲むタイミングには注意が必要です。
炭水化物が血糖値を上げる?
炭水化物は分解されると糖に変わります。「炭水化物=糖と食物繊維」と考えると分かりやすいかもしれません。一度に多く摂ってしまうと、血糖値も上がります。
スムージーは健康的に見えますが栄養のほとんどが炭水化物になっているケースがあります。野菜不足を補うために飲んでいる人も多いですが、甘味のある根菜類には炭水化物が多く含まれます。果物には果糖と呼ばれる糖類が含まれています。またm飲みにくいため、砂糖やはちみつなどを入れることも。すると結果的に、炭水化物(糖質)の多い飲み物となってしまうのです。
スムージーを使った血糖値に関する実験はある?
スムージーを使った血糖値に関する実験は見つかりませんでした。しかしながら、糖分を多量に含むという調査結果は多数見つかりました。市販品だけでなく、自作スムージーでも栄養の偏りがないか注意しておきましょう。
野菜代わりに飲むのであれば、飲む量や飲み方などに気を付けなければなりません。炭水化物や糖質の量はもちろん、ビタミンやミネラル、アミノ酸といった栄養素とのバランスもチェックするようにしましょう。
スムージーを飲むときに気を付けたいこと
スムージーは入れる食材や摂取のタイミングに少し気を配る必要があります。入れる食材はできるだけバランスよく、カロリーの低い野菜を中心にしましょう。
りんごやオレンジ、パイナップルといった高炭水化物の果物は1種類だけにする工夫が必要です。また、スムージーは単なる飲み物というよりも、食事に近い栄養価を持っていることを考えると、食事と一緒に取るのではなく、食事と置き換えるのが良いでしょう。また、一気に飲むと血糖値が急上昇するため、量を抑えて数回に分けて飲むというのも効果的です。