プロテインドリンクと血糖値の関係
そもそもプロテインとはタンパク質のこと。我々の髪や皮膚、筋肉などを形成するために必要不可欠な成分です。
プロテインドリンクは、体を作るためのたんぱく質がバランスよく配合されています。ビタミンやミネラル、美容に良いと言われる成分なども一緒に入っているので、栄養補給や置き換えダイエットなどに活用している人も多くいます。
プロテインドリンクを食前に飲むことで、糖の吸収が穏やかになると言います。食事による血糖値の上昇や下降も、糖の吸収にあわせて緩やかに。毎回の食事の前にプロテインドリンクを飲むことを心がけることで、急な血糖値上昇がおさえられるかもしれません。
タンパク質が血糖値を下げる?
テキストテキスト厳密に言うと、プロテインドリンクに含まれるタンパク質が血糖値を下げるというわけではありません。プロテインドリンクは、あくまで食事による血糖値上昇を緩やかにする効果が認められているだけです。
例えば、プロテインドリンクの成分としても人気の高いホエイプロテインという物質は乳清タンパクとも呼ばれ、体内に速く吸収される効果があります。このタンパク質を摂取することによって炭水化物の吸収が遅くなり、結果的に血糖値の上昇を緩やかにしているのです。
プロテインドリンクを使った血糖値に関する実験はある?
プロテインドリンクを使った血糖値に関する実験を探したところ、若い女性を対象に朝食を抜いた場合とそうでない場合の血糖値とコレストロールの値を比較したものが見つかりました。
結果によると、低タンパク質の朝食を抜いた場合、日中の飢餓感が強くなるほか、朝食を食べたときと比べて血糖値とコレストロール値が上昇することがわかりました。朝食を食べる時間がないからといってコーヒーと甘いものを摂取するだけで簡単に済ませていませんか?甘いものは血糖値の急激な上昇にもつながり、肥満のもとにもなります。
できるだけ時間を見つけて朝食にタンパク質を摂りましょう。血糖値のコントロール、ひいてはダイエットにもつながります。
プロテインドリンクを飲むときに気を付けたいこと
プロテインドリンクは摂取のタイミングでさまざまな効果が得られる飲み物です。筋トレ直後に飲めば筋肉がつきやすくなりますし、食前に摂取すれば血糖値の上昇を抑えてくれます。
しかし、過剰摂取はオススメできません。プロテインの過剰な摂取はエネルギー量が過剰となるため、体重の増加につながります。また、プロテイン消化にかかる時間も増加にもつながるため、腎臓にかかる負担も増えます。くれぐれも過剰に摂取しないように気を付けましょう。飲めば飲むだけ健康になるわけではありません。各商品の1日の目安量を守って飲むようにしてくださいね。