糖尿病患者向けレシピリスト【間食】

間食(おやつ・飲み物)

血糖コントロールをしている方に向けた、おやつのレシピ集です。カロリー制限が必要な人でも、おやつを食べてはいけないということはありません。一日の摂取カロリーを超えなければ、ある程度自由に食べても良いのです。
ここでは、低カロリーでも美味しいおやつのレシピをご紹介します。

menu 01

きなこあめ

きなこは、乾燥した大豆をひいて粉にしたものです。
大豆の主成分はタンパク質なので、カロリー制限をする際はおやつの材料としてうってつけです。

使用材料
(1人分)

水あめ 20g
きなこ 6g
打ち粉用のきなこ 適量

(1人分)

単位 塩分 炭水化物
1.2単位 0g 37g

下準備

  • 耐熱ボウル、ゴムベラ、まな板、めん棒を準備しておく。

作り方

  1. 耐熱ボウルに水あめを入れて、電子レンジで20秒加熱し、溶かす。

  2. 1にきなこを加えてゴムベラで混ぜる。

  3. まな板にきなこをふって、2をおき、直径5cmの円形にのばす。固まりかけたら、8個に切り分けてねじる。

menu 02

くずもち

ヘルシーな黒みつを使ったくずもちです。黒砂糖は白砂糖より体でゆっくり吸収されるので、血糖値が上がりにくくなります。
また黒砂糖は、カリウム・カルシウムなどのミネラルを多く含んでいます。白砂糖でつくる白みつより、黒砂糖でつくる黒みつのほうが健康的です。

使用材料
(1人分)

くず粉 9g
50ml
黒砂糖 20g
水(黒みつ用) 大さじ1

(1人分)

単位 塩分 炭水化物
1.28単位 0g 26g

下準備

  • 耐熱ボウル2つと、ラップを準備する。

作り方

  1. 黒みつをつくる。耐熱ボウルに黒砂糖を入れ、水を加えてしめらせる。ラップをかけてレンジで20秒加熱し冷ます。

  2. くずもちを作る。耐熱ボウルにくず粉を入れ、水を加えて混ぜる。ラップをかけて電子レンジで1分加熱する。

  3. 2をなめらかになるまでスプーンで混ぜ、水でぬらしたスプーンですくって、氷水に落として冷ます。

  4. 3のくずもちを器に盛って、1の黒みつをかける。

menu 03

イチゴ大福

あんこは入れずイチゴだけが入ったイチゴ大福。
あんこがなくても、イチゴの甘酸っぱさで美味しいイチゴ大福ができます。

使用材料
(4個分)

イチゴ 4個
白玉粉 40g
マービー顆粒 60g
60g
片栗粉 適量

(1個分)

単位 塩分 炭水化物
0.6単位 0g 10g

下準備

  • 耐熱ボウルを準備する。

作り方

  1. イチゴは洗って、ヘタをとり、水分をふきとる。

  2. 耐熱ボウルに白玉粉、水、マービーを加えてよく混ぜる。

  3. 2をラップ無しで、電子レンジに1分かける。取り出してよく混ぜ、さらに電子レンジに1分かける(粉っぽいときは、さらに30秒ずつレンジにかける)。

  4. 電子レンジから取り出して、ツヤが出てなめらかになるまで混ぜる。

  5. うすく片栗粉をひいた皿に、4を平らに広げ、粗熱をとる。

  6. 冷めたら5を4等分して、イチゴを入れて丸める。

menu 04

ちょこっとチョコレートケーキ

チョコの代わりにココアを、砂糖の代わりにパルスイートを使用。
チョコもやっぱりほしいので、チョコクリームを飾ります。

使用材料
(8個分)

薄力粉 70g
ココア 15g
ベーキングパウダー 1g
3個

(1個分)

単位 塩分 炭水化物
1単位 0g 9g

下準備

  • 薄力粉とココア、ベーキングパウダーは、合わせてふるっておく。

作り方

  1. 卵とパルスイートをボウルに入れて泡立て、1を入れて、さっくりと混ぜる。

  2. 2をカップに入れて、160℃のオーブンで約20分焼く。

  3. 生クリームを器に入れて、電子レンジで20秒加熱。チョコを割り入れ、混ぜる。

  4. 3に4と粉糖をかけ、仕上げる。

menu 05

抹茶シフォンケーキ

一般的なレシピのもと、砂糖をラカントに、甘納豆をマービー甘納豆に換えます。
油も半量に減らして、カロリーを約半分に抑えた抹茶シフォンケーキです。

使用材料
(12人分)

薄力粉 90g
抹茶 小さじ1~2(お好みで)
卵白 180g(L4個分)
卵黄 30g(L3個分)
ラカント 80g
マービー甘納豆 50g
サラダ油 15cc
牛乳 60cc

(1人分 1/12切れ)

単位 塩分 炭水化物
1単位 0g 6g

下準備

  • 直径18cmのシフォンケーキ型1台、ボウル2つと泡立て器とゴムベラを準備する。
  • 薄力粉と抹茶を合わせ、よくふるっておく。

作り方

  1. 卵は卵黄と卵白にわけ、2つのボウルにそれぞれ入れます。
    卵黄・牛乳・サラダ油を加えて泡立て器で混ぜ、1と甘納豆を混ぜ合わせておく。

  2. 卵白にラカントを3回に分けて入れ、固く角が立つまでしっかり泡立てる。

  3. 1に2の半量を入れ、均一になるようによく混ぜ合わせる。

  4. 3に2の残りも入れ、泡が消えないよう注意して全体を混ぜ合わせる。

  5. 型に流しいれ、170~180℃で35~40分焼く。

  6. 焼きあがったら、型ごと逆さにして、冷ます。完全に冷めてから型から外す。

menu 06

カスタードプリン

卵と牛乳でできているカスタードプリンは栄養たっぷり。
砂糖の代わりにパルスイートを使うからカロリーも抑えられます。メイプルシロップはひかえめに。

使用材料
(1人分)

溶き卵 20g
パルスイート(カロリー1/10タイプ) 小さじ3/2(1スティック・1.7g)
バニラエッセンス 少々
牛乳 50ml
メイプルシロップ 大さじ1

(1人分)

単位 塩分 炭水化物
1.2単位 0.2g 12.4g

下準備

  • ボウル、耐熱のプリンカップを準備する。
  • 耐熱のプリンカップに、ごく薄くサラダ油(分量外)を塗っておく。

作り方

  1. ボウルに溶き卵、パルスイート、バニラエッセンスを合わせ、牛乳を加えて混ぜる。

  2. 耐熱のプリンカップに、1を注ぐ。

  3. 小鍋に2を入れて、水を1cmの深さまで注ぎ、フタをして火にかける。
    コトコトと煮立ってきたら中火で2分加熱し、火を止めて10分おく。

  4. 3を冷やしてメイプルシロップをかける。

menu 07

ミルクゼリー いちご添え

牛乳とゼラチンという健康的な材料だけでできたミルクゼリー。
イチゴとミルクがよく合います。

使用材料
(1人分)

粉ゼラチン 小さじ1/2(1.5g)
牛乳 60ml
砂糖 大さじ1
バニラエッセンス 少々
イチゴ牛乳(市販) 30ml
イチゴ 20g

(1人分)

単位 塩分 炭水化物
1.26単位 0.1g 8g

下準備

  • 耐熱ボウル、ラップを準備する。

作り方

  1. 耐熱ボウルにAの水を入れ、粉ゼラチンをふり入れて混ぜ、5分おく。
    ラップをかけずに、電子レンジで10秒加熱する。

  2. 1に牛乳、砂糖、バニラエッセンスを加えて混ぜ、器に流し、冷蔵庫で固まるまで冷やす。

  3. 2にイチゴ吸入を注ぎ、食べやすく切ったイチゴをのせる。

menu 08

りんごのコンポート ヨーグルト添え

果物とヨーグルトの相性は抜群です。ヨーグルトを水切りし、さらに美味しく、クリームチーズのような濃厚な味に仕上げました。
果物は、イチジク・桃・びわなど。季節のフルーツに代えて作っても美味しく健康的です。

使用材料
(4人分)

りんご 300g
マービー 32g
プレーンヨーグルト 240g

(1人分)

単位 塩分 炭水化物
1単位 0g 56g

下準備

  • プレーンヨーグルトを、ペーパータオルを置いたザルで約2時間水切りする。

作り方

  1. りんごをくし形に切り、りんごがかぶるくらいの水とマービーを加え、柔らかくなるまで煮る。
    このとき、焦がさないよう注意する。

  2. 1が冷めたら、水切りしたヨーグルトを添える。

menu 09

にんじんプリッツェル

にんじんが苦手な方も、美味しくスナック感覚で食べられます。つくりおきもできます。

使用材料
(1人分)

にんじん 20g
パセリ 2g
バター(有塩) 2g
薄力粉 20g
0.3g
水(様子を見ながら) 小さじ1
粉チーズ 3g
薄力粉(打ち粉用) 適量

(1人分)

単位 塩分 炭水化物
1.32単位 0.3g 15g

下準備

  • ナイロン袋、まな板、めん棒、オーブンシートを準備する。

作り方

  1. にんじんはすりおろす。
    パセリは葉のみをみじん切りにし、水にさらした後、水分を絞っておく。

  2. ボウルに小麦粉、塩、小さく切ったバターを入れ、手の熱でバターを溶かしながら、混ぜていく。

  3. 2に、にんじん、パセリ、粉チーズ、水を加え、耳たぶくらいの固さにこねる。

  4. 1つにまとめ、ナイロン袋に入れ、30分くらい寝かせる(夏場は冷蔵庫で)。

  5. 乾いたまな板に薄力粉をふり、4を3mmくらいの厚さにめん棒でのばし、包丁で5mm幅に切る。

  6. オーブンシートに間隔をあけて並べ、160~170度のオーブンで25分くらい焼く(カリカリになるまで)。

menu 10

自家製ポップコーン

油も塩も使わない、ヘルシーなポップコーン。
封筒を使うから洗い物もありません。とっても簡単につくれます。

使用材料
(1人分)

トウモロコシの乾燥粒 28g

(1人分)

単位 塩分 炭水化物
1.23単位 0g 17g

下準備

  • 封筒(幅12cm×長さ25cm)を1枚、準備する。

作り方

  1. 紙の封筒の口を開け、トウモロコシの乾燥粒を入れる。

  2. まず、1の口を折り、その次に封筒の中央のところで二つ折りにし、トウモロコシの入っている方を上にして、電子レンジで2分加熱する。

  3. パンパンというにぎやかな音がして、封筒の綴じ目がはじけて開く。
    ポップコーンが飛び出してきたら、できあがり。

まとめ

糖尿病治療は、カロリー制限から始まります。血糖コントロールをするため、砂糖のような糖類・小麦粉などの炭水化物・油脂はできるだけ控える必要があります。お菓子は主に砂糖や炭水化物でできているため、糖尿病の患者さんは、お菓子を食べることを控えてしまいがちです。甘いものが好きな人にとって、お菓子を食べる楽しみを失った食生活は味気なく、厳しいものです。
しかし、必ずしも諦める必要はありません。砂糖を低カロリーの甘味料に代える・油脂の量を減らす、といったレシピの工夫しだいで、美味しいおやつを食べることができます。糖尿病と上手く付き合いながら、ぜひ豊かな食生活を楽しんでください。

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